今年2019年、沖縄で久しぶりに夏場のインフルエンザが流行し始めた頃
「ゾルフーザ」の処方をしているかという質問がありました
ゾルフーザとは1回の内服ですむ新しいインフルエンザ治療薬です
リレンザ(吸入)やタミフル(内服)は5日間ですが、1日で済むためかなりの処方数があったようです
しかし、しばらくしてゾルフーザによる耐性が多いのではないか~という報告もあり
クリニックでは処方していませんでした
10月、日本感染症学会よりゾルフーザの使用指針が発表されています
一言でいうと、12歳未満にはゾルフーザの使用によりインフルエンザウイルスが耐性化しやすいため
慎重に投与する(第一選択にしない)ということになります
この指針もあり、現在クリニックで使用しているインフルエンザ治療薬は、はタミフルとリレンザの
2種類で対応しています
1回の吸入ですむイナビルもありますが、これもほとんど使用していません
インフルエンザ治療薬を使用しても解熱傾向が無い、重篤感がある~といった場合に限り
点滴で使用するラピアクタで対応しています